平成29年 9月 定例会(第3回) 平成29年第3回
金ケ崎町議会 定例会会議録議 事 日 程 (第1号) 平成29年9月13日(水)午前10時00分開会 開 会日程第 1
会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3
請願常任委員会付託 日程第 4 議案第16号 平成28年度金ケ崎町
一般会計歳入歳出決算認定について 日程第 5 議案第17号 平成28年度金ケ崎町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に ついて 日程第 6 議案第18号 平成28年度金ケ崎町
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につ いて 日程第 7 議案第19号 平成28年度金ケ崎町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認 定について 日程第 8 議案第20号 平成28年度金ケ崎町
訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳 出決算認定について 日程第 9 議案第21号 平成28年度金ケ崎町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定につい て 日程第10 議案第22号 平成28年度金ケ崎町
浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定につ いて 日程第11 議案第23号 平成28年度金ケ崎町
国民健康保険診療施設特別会計歳入歳出決 算認定について 日程第12 議案第24号 平成28年度金ケ崎町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定 について 日程第13 議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定につ いて 日程第14 一般質問 延 会〇出席議員(16名) 1番 青 木 俊 悦 君 2番 千 葉 良 作 君 3番 阿 部 典 子 君 4番 高 橋 美 輝 夫 君 5番 有 住 修 君 6番 巴 正 市 君 7番 阿 部 隆 一 君 8番 及 川 み ど り 君 9番 千 葉 正 幸 君 10番 山 路 正 悟 君 11番 梅 田 敏 雄 君 12番 千 田 力 君 13番 千 葉 和 美 君 14番 千 葉 正 男 君 15番 佐 藤 千 幸 君 16番 伊 藤 雅 章 君 〇欠席議員(なし) 〇説明のため出席した者 町 長 髙 橋 由 一 君 副 町 長 小 野 寺 正 徳 君 教 育 長 千 葉 祐 悦 君 監 査 委 員 金 田 正 幸 君 総 合 政 策 課 長 千 葉 達 也 君 財 政 課 長 伊 藤 明 穂 君
会計管理者兼税務課長 高 橋 真 貴 子 君 住 民 課 長 小 澤 龍 也 君 保 健 福 祉 センター 千 田 美 裕 君 事 務 長 子 育 て 支 援 課 長 及 川 美 奈 子 君 生 活 環 境 課 長 阿 部 一 之 君 商 工 観 光 課 長 高 橋 文 浩 君 農 林 課 長(兼) 髙 橋 義 昭 君 農 業
委員会事務局長 建 設 課 長 菅 原 睦 君 水 処
理センター所長 高 橋 宏 紀 君 教 育 次 長(兼) 千 田 浩 身 君
学校給食センター所長 中 央 生 涯 教 育 佐 藤 政 義 君 セ ン タ ー 所 長 〇本会議に出席した事務局職員 事 務 局 長 後 藤 清 恒 局 長 補 佐 千 田 美 和 主 事 滝 田 美 優
△開会及び開議の宣告
○議長(伊藤雅章君) ただいまから平成29年第3回
金ケ崎町議会定例会を開会いたします。 ただいまの出席議員は16人であります。 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
△議事日程の報告
○議長(伊藤雅章君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでございます。
△諸般の報告
○議長(伊藤雅章君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 議長の報告は、印刷をもって配付のとおりでございますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。 行政報告を行います。 町長から行政報告を行いたい旨申し出がありましたので、これを許します。 町長。 〔町長 髙橋由一君登壇〕
◎町長(髙橋由一君) 行政報告を行います。4点にわたりでございます。 1点目は、企業の新規立地についてでございます。6月15日、
株式会社巴商会、本社は東京都大田区でございます。巴商会が岩手中部(金ケ崎)工業団地内に立地を決定し、当町と
企業立地協定を締結いたしました。 同社は、
岩手県内全域の工場向けに産業用の特殊ガスを販売する営業所を整備する予定で、平成29年12月ごろの操業開始を目指しておるところでございます。 なお、当初は従業員は7名で操業すると、こういうことをお聞きいたしておるところでございます。 2点目、全国生涯
学習市町村協議会の会長就任についてでございます。7月18日、全国生涯
学習市町村協議会総会が
文部科学省内で開催されました。当職が会長ということで、任期は平成29年4月1日から平成31年3月31日までの2年間ということで選任をされたところでございます。 同協議会は、市町村における生涯学習の政策研究や情報交換により会員相互の連携を図り、総合的な生涯学習の政策推進、住民主役の生涯学習の発展に寄与することを目的として、全国73市町村の会員により構成をされ活動している団体でございます。こういうことになりましたので、皆様にはご支援とご指導のほどよろしくお願いをいたすところでございます。 3点目、
ドイツライネフェルデ・ヴォアビス市公式訪問についてであります。9月5日から11日まで、
ドイツライネフェルデ・ヴォアビス市の「キルヒオームフェルド800年祭」に出席するため、副町長、副議長、
観光協会会長ほか職員1名が同市を訪問いたしました。マルコ・グロサ市長を初め市の関係者と今後の交流について懇談を行ったほか、市内にある
ノインシュプリンゲ醸造所や
スポーツ施設周辺地域の歴史ある町並みを視察いたしたところでございます。 4点目は、入札状況でございまして、別紙のとおりでございます。お目通しをいただきたいと思います。 以上で行政報告を終わらせていただきます。
○議長(伊藤雅章君) これで行政報告を終わります。
△送付された付議事件の報告
○議長(伊藤雅章君) 本定例会に送付された議案の報告を行います。 本定例会に送付された付議事件は、ご配付されている
議案書目録のとおり、報告第1号 平成28年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告についてから議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてまで、報告1件、人事案件1件、条例案件4件、議決案件2件、平成29年度各
会計補正予算8件、平成28年度一般会計及び各特別会計並びに平成28年度企業会計決算認定合わせて10件、以上26件であります。 なお、議案の朗読は省略をいたします。
△
会議録署名議員の指名
○議長(伊藤雅章君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第112条の規定によって、議長において10番、山路正悟君、11番、梅田敏雄君、12番、千田力君を指名いたします。
△会期の決定
○議長(伊藤雅章君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月25日までの13日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から9月25日までの13日間と決定いたしました。 なお、会期中の
会議予定等は、お手元に配付の会期日程表のようにご了承願います。 お諮りいたします。議案調査、
委員会審議等の都合により、9月16日、17日、18日、23日、24日の5日間を休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、9月16日、17日、18日、23日、24日の5日間を休会とすることに決定いたしました。
△
請願常任委員会付託
○議長(伊藤雅章君) 日程第3、請願の
常任委員会付託を行います。 本定例会に受理した請願、陳情は、お手元に配付の請願・
陳情文書表のとおりであります。 これより請願について紹介を求めます。 請願第1号
教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度二分の一復元を求めることについての請願書の紹介を求めます。 14番、千葉正男君。 〔14番 千葉正男君登壇〕
◆14番(千葉正男君) 14番、千葉正男です。請願第1号を朗読をもってご説明申し上げます。 (以下、「請願書」により朗読説明のため記載省略) 以上で説明を終わりますが、同僚議員のご賛同をいただきますようお願いを申し上げまして、説明を終わります。
○議長(伊藤雅章君) 以上で請願の紹介を終わります。 お諮りいたします。請願・
陳情文書表のとおり、所管の
常任委員会に付託することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、請願・
陳情文書表のとおり
常任委員会付託と決定いたしました。
△議案第16号から議案第25号までの一括上程、説明、
監査委員報告、
決算審査特別委員会設置、
委員会付託
○議長(伊藤雅章君) 日程第4、議案第16号 平成28年度金ケ崎町
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第13、議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてまで、10件一括議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、日程第4、議案第16号 平成28年度金ケ崎町
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第13、議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてまで、10件一括議題とすることに決定いたしました。 お諮りします。ただいま一括議題となりました議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認め、提案理由の説明を求めます。 副町長。 〔副町長
小野寺正徳君登壇〕
◎副町長(
小野寺正徳君) あらかじめ説明資料を配付いたしておりますので、説明資料を朗読して提案説明とさせていただきます。 日程第4、議案第16号 平成28年度金ケ崎町
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第13、議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてまで、10会計について提案説明させていただきます。要旨のみとさせていただきます。 それでは、初めに日程第4、議案第16号 平成28年度金ケ崎町
一般会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は85億8,203万8,881円で、予算額に対しまして執行率は99.7%であります。以下、執行率につきましては、予算額に対しての割合であります。
歳出決算額は80億3,217万4,384円であり、執行率は93.3%で、
歳入歳出差引残額は5億4,986万4,497円であります。そのうち翌年度へ繰り越すべき財源は2億5,640万9,000円で、
実質収支額は2億9,345万5,000円であります。
実質収支額のうち地方自治法第233条の2の規定により、
財政調整基金に繰り入れする額は1億5,000万円であります。 主なものについて説明させていただきます。初めに、歳入でありますが、町税は町民税及び
固定資産税の増収に伴い約28億3,500万円であり、前年度比較で4.8%の増となりました。以下、増減の割合につきましては前年度比較であります。
地方交付税は、
普通交付税、
特別交付税がともに減となり約21億200万円で、12.9%の減となりました。
国庫支出金は、
道路整備事業の縮小に伴う
社会資本整備総合交付金の減により約7億3,300万円で、23.2%の減となりました。県支出金は、
利用自粛牧草処理円滑化事業の縮小に伴い約7億4,300万円で、18.4%の減となりました。財産収入は、
土地売払収入の増により約1億2,000万円で、135.6%の増となりました。繰入金は、
財政調整基金からの繰り入れの増により約5億6,300万円で、17.7%の増となりました。繰越金は、約2億4,700万円で、69.3%の増となりました。町債は、
道路整備事業の縮小に伴う土木債の減、
臨時財政対策債の減により約4億7,900万円で、23.2%の減となりました。 次に、歳出であります。総務費は
財政調整基金及び減債基金への積み立ての減、社会保障・
税番号制度対応のための
各種システム改修業務の完了に伴い約13億4,800万円で、24%の減となりました。民生費は、
地域密着型特別養護老人ホーム整備事業により約19億2,700万円で、18%の増となりました。
農林水産業費は、
利用自粛牧草等処理円滑化事業の縮小により約5億8,200万円で、22.9%の減となりました。土木費は、町道荒巻・
東町線整備事業の最終年度により約9億4,000万円で、14.2%の減となりました。教育費は、
国民体育大会の実施や中央生涯
教育センターの改修事業による増があったものの、
再生可能エネルギー等設備整備事業の完了に伴い約9億5,100万円で、6.6%の減となりました。公債費は、財政の健全化に伴い約11億800万円で、6.7%の減となりました。 次に、日程第5、議案第17号 平成28年度金ケ崎町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は17億8,863万7,725円で、執行率は101.9%であります。
歳出決算額は15億9,541万8,642円であり、執行率は90.9%で、
歳入歳出差引残額は1億9,321万9,083円であります。
実質収支額も同額であります。国保1,984世帯、国保被保険者3,261人(町人口に占める割合20.6%)に対する
保険給付費、
後期高齢者支援金、
共同事業拠出金等に係る歳入歳出であります。 次に、日程第6、議案第18号 平成28年度金ケ崎町
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は、5億6,086万2,911円で、執行率100.3%であります。
歳出決算額は5億2,880万6,980円で、執行率は94.6%であり、
歳入歳出差引残額は3,205万5,931円で、
実質収支額も同額であります。なお、この残額は
地方公営企業法が適用された平成29年度の
下水道事業会計に引き継いでいます。
都市計画区域内の受益者に対する維持管理を中心とする
下水道事業であります。 次に、日程第7、議案第19号 平成28年度金ケ崎町
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は3億8,014万2,934円で、執行率100.3%であります。
歳出決算額は3億6,048万6,739円で、執行率は95.1%であり、
歳入歳出差引残額は1,965万6,195円で、
実質収支額も同額であります。なお、この残額は
地方公営企業法が適用された平成29年度の
下水道事業会計に引き継いでいます。
農業集落排水区域内の受益者に対する維持管理を中心とする
下水道事業であります。 次に、日程第8、議案第20号 平成28年度金ケ崎町
訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は2,354万8,815円で、執行率102.4%であります。
歳出決算額は2,253万4,892円で、執行率は98%であり、
歳入歳出差引残額は101万3,923円で、
実質収支額も同額であります。病気やけが等で在宅療養を受けている者に対しての
訪問看護事業であります。 次に、日程第9、議案第21号 平成28年度金ケ崎町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
介護保険事業勘定と
介護サービス事業勘定を合わせた
歳入決算額は14億4,520万1,515円で、執行率は99.4%であります。
歳出決算額は14億1,415万1,220円で、執行率は97.3%であり、
歳入歳出差引残額は3,105万295円で、
実質収支額も同額であります。介護を必要とする高齢者(要介護・要
支援認定者数722人、
うち介護サービス受給者数680人)に対する保険給付や
地域支援事業であります。 次に、日程第10、議案第22号 平成28年度金ケ崎町
浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は2,908万5,321円で、執行率は98.1%であります。
歳出決算額は2,057万3,771円で、執行率は69.4%であります。
歳入歳出差引残額は851万1,550円で、
実質収支額も同額であります。なお、この残額は
地方公営企業法が適用された平成29年度の
下水道事業会計に引き継いでいます。整備基数は、5人槽4基、7人槽5基の計9基であります。公共下水道及び
農業集落排水事業の区域以外を対象とする
下水道事業であります。 次に、日程第11、議案第23号 平成28年度金ケ崎町
国民健康保険診療施設特別会計歳入歳出決算認定についてであります。医科勘定と歯科勘定を合わせた
歳入決算額は5億9,299万2,599円で、執行率は101.8%であります。
歳出決算額は5億7,778万4,863円で、執行率は99.2%であり、
歳入歳出差引残額は1,520万7,736円で、
実質収支額も同額であります。
国保金ケ崎診療所及び
国保金ケ崎歯科診療所における医療の提供及び
健康管理事業等を主な内容とするものであります。 次に、日程第12、議案第24号 平成28年度金ケ崎町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてであります。
歳入決算額は1億2,355万3,788円で、執行率は100.9%であります。
歳出決算額は1億2,207万4,114円で、執行率は99.7%であります。
歳入歳出差引残額は147万9,674円で、
実質収支額は同額であります。本特別会計の主な内容は、町が徴収した保険料を岩手県
後期高齢者医療広域連合へ納付するものであります。 次に、日程第13、議案第25号 平成28年度金ケ崎町
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてであります。収益的収入は、
消費税納付額を差し引きまして3億5,102万9,417円であります。一方、費用は同様に、
消費税納付額を差し引きまして3億311万5,689円であり、純利益は4,791万3,728円であります。給水人口1万5,464人、給水戸数5,372戸、町全体の普及率は97.6%で、対前年度0.8%、60戸増となっております。また、
建設改良工事として、
和光地区老朽管の
更新工事等を実施したところであります。 平成29年9月13日提出、金ケ崎町長、髙橋由一。 以上、日程第4、議案第16号から日程第13、議案第25号までの決算認定に係る提案理由の説明を終わらせていただきます。
○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 これより
会議規則運用例規60の規定に基づき、監査委員から決算審査結果の報告を求めたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、監査委員から決算審査の報告を求めることに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 休憩(午前10時29分) 再開(午前10時30分)
○議長(伊藤雅章君) 会議を再開します。 お諮りします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) それでは、10時40分まで休憩を宣します。 休憩(午前10時30分) 再開(午前10時46分)
○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 これより
会議規則運用例規60の規定に基づき、監査委員から決算審査結果の報告を求めたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、監査委員から決算審査の報告を求めることに決定いたしました。 決算審査結果の報告を求めます。 監査委員、金田正幸君。 〔監査委員 金田正幸君登壇〕
◎監査委員(金田正幸君) それでは、平成28年度金ケ崎町
水道事業会計審査意見並びに一般会計及び
特別会計歳入歳出決算並びに各
基金運用状況の審査意見についてご説明申し上げます。ただいま資料配付に時間がかかりましたので、内容については大分省略させていただきますので、ご了承をお願いしたいと思います。 (以下、「金ケ崎町
水道事業会計決算審査意見書並びに 一般会計及び
特別会計歳入歳出決算並びに各基金運 用状況の
審査意見書」により説明のため記載省略)
○議長(伊藤雅章君) 監査委員の報告が終わりました。 お諮りいたします。本案件は、
決算審査特別委員会を設置して、これに一括して審査付託したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、議案第16号から議案第25号までは
決算審査特別委員会を設置し、これに一括して審査を付託することに決定いたしました。
△
決算審査特別委員会委員の選任について
○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 ただいま決定されました
決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条の規定に基づき議長を除く全員を指名したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、議長を除く全員を
決算審査特別委員会委員に指名することに決定いたしました。
△
決算審査特別委員会委員長、副委員長の選任について
○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 ただいま設置されました
決算審査特別委員会委員長及び副委員長を委員会条例第6条第2項の規定によって選任したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、
決算審査特別委員会委員長及び副委員長の選任をすることに決定いたしました。 ただいま決定されました
決算審査特別委員会委員長及び副委員長選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたします。 お諮りいたします。本選任は、
金ケ崎町議会委員会条例第6条第2項の規定により、委員会を開催して委員長及び副委員長の互選をし、その結果を本会議再開の後、年長委員より報告をしていただくことにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、委員会を開催して、委員長及び副委員長の互選をし、その結果を本会議再開の後、年長委員より報告をしていただくことに決定いたしました。 委員会開催のため、暫時休憩をいたします。 休憩(午前11時12分) 再開(午前11時21分)
○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
決算審査特別委員会委員長及び副委員長の互選の結果を報告願います。 9番、千葉正幸君、自席でお願いいたします。
◆9番(千葉正幸君) それでは、ご報告を申し上げます。 ただいま
決算審査特別委員会で互選を行いました結果、委員長には13番、千葉和美委員、副委員長には、私9番、千葉正幸を互選いたしましたので、報告いたします。
○議長(伊藤雅章君) どうもご苦労さまでした。 ただいま
決算審査特別委員会から報告があったとおり、
決算審査特別委員会委員長には13番、千葉和美君、同副委員長には9番、千葉正幸君、以上のとおり決定されました。
△委員長、副委員長就任の挨拶
○議長(伊藤雅章君) ただいま決定されました委員長及び副委員長のご挨拶をいただきます。
決算審査特別委員会委員長、13番、千葉和美君、登壇の上、ご挨拶願います。 〔
決算審査特別委員会委員長 千葉和美君登壇〕
◆
決算審査特別委員会委員長(千葉和美君) 13番、千葉和美であります。ただいまは、
決算審査特別委員会の委員長を仰せつかり、まことに光栄に存じますとともに、責任の重大さに身の引き締まる思いをいたしております。 今回は、平成28年度一般会計及び特別会計、さらには平成28年度水道事業会計の各会計の決算に係る付託案件がございます。皆様の十分なる論議を心からご期待申し上げます。 運営につきましては、副委員長とよく協議をいたしまして進めてまいりたいと思います。委員各位のご協力をお願い申し上げ、委員長就任の挨拶といたします。よろしくお願い申し上げます。 なお、
決算審査特別委員会は、9月19日午後1時30分より本議場において開会いたしますので、ご参集くださいますよう口頭をもってご案内申し上げます。 本日は、ありがとうございました。
○議長(伊藤雅章君) 次に、
決算審査特別委員会副委員長、9番、千葉正幸君、登壇の上ご挨拶願います。 〔
決算審査特別委員会副委員長 千葉正幸君登壇〕
◆
決算審査特別委員会副委員長(千葉正幸君) ただいま
決算審査特別委員会の副委員長を仰せつかりました9番、千葉正幸であります。ふなれではありますが、委員長を補佐して、目的である地方自治法233条に記載されております出納閉鎖期から3カ月以内に
会計管理者は町長に調製をして報告し、監査委員の審査に付して議会の認定を受けるという流れの中で行われる重要な案件でございます。使ったものを今さらという人もありますが、予算が適正かつ効率的に、あるいは公平、平等に行われているか、事業の評価はどうかという視点から、活発な意見が述べられることによって、次の予算編成などに参考にされるものと思いますので、皆さんの慎重なる討議をお願いいたしまして、挨拶といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 昼食のため休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後1時30分まで休憩を宣します。 休憩(午前11時26分) 再開(午後 1時30分)
○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
△一般質問
○議長(伊藤雅章君) 日程第14、一般質問を行います。 一般質問は、あらかじめ通告されておりますので、通告の順に従って質問を許します。 7番、阿部隆一君。 〔7番 阿部隆一君登壇〕
◆7番(阿部隆一君) 7番、阿部隆一です。ただいまから一般質問いたします。よろしくお願いします。 1、今後の幼稚園のあり方及び保育園待機児童解消。ことしの3月議会で「27年度の保育園待機児童は何人か、待機児童をなくすため、当面町立認定こども園を1園つくるべきである。将来六原、三ケ尻、永岡の3幼稚園を認定こども園にして、ゼロ歳から入園できるようにしてはどうか」と一般質問した。これに対して町長は、「11人の待機児童が出る予定。解消するために民間保育園に協力要請している。認可外保育所利用への保育料差額補助等は継続する」と答弁した。教育長は、「幼稚園のあり方について、保護者アンケートを集約し検討中である。認定こども園化についても視野に入れ今後検討していく」と答弁した。 教育委員会は、5月8日に町立幼稚園のあり方検討委員会を発足させ検討してきた。私は、第3回と第4回を傍聴した。7月18日、あり方検討委員会は、教育長に5項目の提言をした。その概要は、次の5つである。 ①、公立で幼稚園や認定こども園を整備する。 ②、幼児数が適切となるよう統廃合を検討する。 ③、設置基準に沿った正規職員を配置する。 ④、自然や地域、伝統芸能とのかかわりを大切にする。 ⑤、3から5歳児の一時預かり保育を実施する。 以上の提言を受け、教育長は提言書を土台に早急に検討すると表明した。 本町の出生数は、2009年度以降、毎年120人前後である。教育委員会としては、今後しばらくこの出生数は変わらないと考え検討していくとのことであった。ゼロから5歳児の乳幼児総数は、毎年120人掛ける6イコール720人になる。私立保育園3園の総定数は350人、町立幼稚園4園の総定数は420人である。トヨタ自動車の企業内保育所は、地域枠20人である。乳幼児総数マイナス民間保育園定数イコール350人、この350人が町立幼稚園や町立認定こども園入園可能数である。 ゼロ歳児は、雇用保険の充実などにより保護者が育てる人数が多いと考えられる。それらを含めて考えると、町立幼稚園、認定こども園入園可能数は毎年250人前後になると考える。ひとり親など家庭の事情でゼロ歳から入園を希望する保護者もいる。町立認定こども園は、このような保護者に寄り添う施設にすべきである。財政の都合を優先させるのではなく、子供にとって最善の施設にすべきである。また、地域から幼稚園がなくなると、子育て世代は住まなくなり、過疎に拍車をかけ、地域づくりがますます困難になるので、統廃合はすべきでないと考える。 7月28日、議会総務教育民生
常任委員会は、永岡幼稚園の異年齢複式学級を調査した。臨時教員を募集中だが、永岡、六原各1人、合計2人不足が続き、異年齢複式学級を余儀なくされている。複式学級にはプラス面は余りなく、子供の指導に不十分な面が多く、教員の負担がふえるなど、マイナス面が多いことが明らかになった。 現在三ケ尻1人、南方2人、合計3人の講師がいる。臨時教員に担任をさせていることに問題がある。直ちに三ケ尻1人、南方2人の講師を本採用にし、さらに専任教諭2人を募集し、複式学級を解消すべきである。未来ある子供たちの教育に財政事情を優先させてはならない。 公立幼稚園教諭や公立保育園保育士募集には、募集人数の10倍程度の応募者があるという。以下質問する。 (1)、速やかに3人の講師を本採用にし、さらに緊急に幼稚園教諭を2人募集し、担任は全て教諭に担当させるべきと考えるがいかがか。 (2)、来年度から永岡、三ケ尻、六原幼稚園はそれぞれ町立認定こども園にし、南方幼稚園は町立幼稚園として継続すべきと考えるがいかがか。 (3)、早急に施設を整備し、保育士等を確保し、来年度から少なくとも1園は町立認定こども園にすべきと考えるがいかがか。 (4)、あり方検討委員会資料によると、今年度の保育園待機児童数を38人と見込んでいる。10月から家庭的保育事業を開始する業者がいる。企業内保育所を含めると、当面待機児童は解消するのか。 (5)、6月27日開催の町子ども・子育て会議は、2020年度末を目標に待機児童を解消することを盛り込んだと報道されている。なぜこんな悠長な計画になったのか。遅くとも来年4月には解消すべきと考えるがいかがか。 2、子供の貧困対策、就学援助充実。2014年1月に子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行され、全国的には多くの自治体で実態調査や具体的な対策が推進されるようになってきた。しかし、日本の子供の貧困をめぐる状況は、依然深刻である。 厚生労働省が6月末公表した国民生活実態調査で子供の貧困率は13.9%、約7人に1人の子供が貧困ラインを下回ったままである。ひとり親世帯の貧困率は50.8%と、主要国では最悪の水準になっている。本町は、実態調査をしていないので、就学援助以外の具体対策を検討していない。就学援助充実は、その最も重要な柱である。 6月議会で教育長は、「就学援助対象児童生徒数について、昨年度は小中合計で94名、今年度は小中合計で67名」と答弁した。今年度は、昨年度に比べて人数が大幅に減少し、全国平均をかなり下回っている。その原因は、本町の所得基準が非常に低いことにあると考える。 北上市では、生活保護の所得水準が低下したため、今までの準要保護世帯の所得基準では、該当世帯が大幅に減少するので、今年度から準要保護世帯の所得水準を要保護世帯の1.4倍に改善した。 町の就学援助実施要綱によると、本町の基準は1.0倍以下であり、県内最低水準と考えられる。 以下、質問する。 (1)、新入学用品費の補助単価増。6月議会での「国は要保護世帯への新入学用品費の補助単価を2倍に引き上げた。準要保護世帯も含めて増額すべきである」との一般質問に対して教育長は、「国の基準に沿って増額する方向で検討する」と答弁した。検討した結果はどうなったか。 (2)、支給時期。6月議会での「町の内規は7月支給である。入学、進級前の3月支給にすべきである」との一般質問に対して、教育長は、「他自治体の動向を見ながら実施に向けて検討する」と答弁した。検討した結果はどうなったか。 (3)、体育実技用具費、クラブ活動費、学童保育所保育料の補助対象。6月議会での「体育実技用具費、クラブ活動費、学童保育所保育料も対象にすべきである」との一般質問に対して教育長は、「学用品に含めて支給していると考えている。全国の動向を見て検討する」と答弁した。検討した結果はどうなったか。 (4)、準要保護世帯の所得基準大幅引き上げ。本町は、生活保護以下の所得でないと適用にならない。恐らく県内で最低水準である。早急に他自治体並みに引き上げるべきであると考えるがいかがか。 (5)、実態調査。実態調査をしてこそ有効な対策ができる。人数は、それほど多くないので、調査に膨大な予算は必要ない。本町でも実態調査をすべきと考えるがいかがか。 3、町奨学金制度の充実。奨学金制度の改善は、子供の貧困対策の重要な施策である。中学3年生、高校3年生は進路決定の時期を迎えている。能力、意欲があっても、経済的な理由で進学を断念させないように励ますことが大切である。 ことしの3月議会で、「他制度との併用禁止規定を廃止し、返還免除を制度化すべきである。2016年3月議会で教育長は、「貸与条件及び貸与金額等について前向きに検討する」と答弁した。検討した結果はどうなったか」と一般質問した。教育長は、「他自治体の状況など情報収集を始めたところである。今後前向きに検討していきたいと考えている」と答弁した。 7月28日の総務教育民生
常任委員会の所管事務調査で介護施設を訪問。施設側から、介護士、看護師の確保が困難であることが訴えられた。町内の介護士確保等に奨学金制度を活用すべきである。 以下、質問する。 (1)、下記の件について、検討した結果はどうなったか。 ①、併用禁止規定の廃止。 ②、貸与金額の増額。 ③、返還免除制度化。 ④、給付制奨学金の制度化。 (2)、ふるさと納税の一部を奨学金に活用すべきと考えるがいかがか。 4、胆江河川漁業協同組合への補助金復活。5月24日、胆江河川漁業協同組合の代表が町長へ、事業補助金の助成要望書を提出した。組合は、西根下庄にある孵化場で、サケの卵をふ化し、稚魚を飼育している。稚魚を飼育するため、組合員はボランティアで毎日朝晩2回餌やりに行く。冬は、除雪をしていない道路の雪の中を歩いて必ず行かなければならないという。サケの卵のふ化、稚魚飼育と放流は、沿岸漁民のために実施している。また、組合は、アユ、ヤマメ、イワナ、サケの稚魚を毎年町内の河川に放流している。ブラックバスの駆除、河川の
清掃などもボランティアで実施している。今後は、ウナギ、カジカの稚魚放流も計画しているという。 町内のある組合員は、町と連携し、カワシンジュガイ生息河川にヤマメを放流し、その保全に努力することも考えているとも述べている。また、組合は奥州市のように、町教育委員会の理解を得て、町内小学生にサケの捕獲、ふ化、飼育、放流を体験させたいとも述べている。このように、町内河川の自然環境保全に努力している組合員に対する事業補助金を復活すべきであると考える。 以下、質問する。 (1)、胆江河川漁業協同組合の町内での活動をどう評価しているか。 (2)、同組合への事業補助金を復活すべきと考えるがいかがか。 (3)、捕獲、放流などを小学生に体験させることについてどう考えているか。 5、学童保育所整備、指導体制の充実。6月議会で「永岡は在籍数が35人であり非常に狭い。条例基準どおりの専用区画、休養室を整備すべきである」と一般質問した。これに対して町長は、「永岡小や既存施設を活用する方向で教育委員会と協議している」と答弁した。 また、6月議会で「国の補助制度を活用し、指導員の処遇改善するため社会福祉協議会と協議すべき」と一般質問した。町長は、「社会福祉協議会と処遇改善を協議してきたが、改善するとの返事がなかった。今後も協議する」と答弁した。 社会福祉協議会に実情を尋ねると、指導員は全員パートであり、処遇改善は諸事情により困難とのことであった。私は、各学童保育所に最低専任指導員1人を配置し、責任体制を明確にするよう要望した。 奥州市は、条例で指定管理している。奥州市の場合、保育料は全て月2,000円、午後6時45分まで保育し、延長保育料は徴収しない。 本町の場合、保育料は月約1,500円のおやつ代込み月6,800円、5,800円、4,600円、午後6時までの保育であり、午後7時までの延長保育料は月2,500円である。 奥州市社会福祉協議会が運営している在籍数90人の場合、3分割し、3から4人の常勤職員とパート数人、児童対応数人の指導員で指導に当たっている。常勤者の給与は6時間勤務なので、8時間勤務者の4分の3程度であるが、諸手当などは8時間勤務者と同じ割合である。保育料、国基準補助、施設管理料のみで運営している。 本町は、保育料が奥州市より高く、運営費補助、施設管理料などから考えると、奥州市社会福祉協議会並みの指導員体制は可能と考える。 以下、質問する。 (1)、永岡学童保育所整備。教育委員会と協議した結果はどうなったか。 (2)、7月28日の
常任委員会所管調査で、永岡地区センター内に整備してほしいという意見が出された。永岡地区生涯
教育センターの図書室や会議室を学童保育所の専用区画に用途変更することは可能か。 (3)、指導員の処遇改善と指導体制充実。金小の学童保育所整備を契機に、各学童保育所に1人以上の専任指導員を募集、配置するよう社会福祉協議会と協議すべきと考えるがいかがか。 (4)、条例を改正し、施設のみでなく全ての学童保育所の運営も指定管理にしてはどうか。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 〔町長 髙橋由一君登壇〕
◎町長(髙橋由一君) 7番、阿部議員のご質問にお答え申し上げます。ご質問の中で、今後の幼稚園のあり方及び保育園待機児童の解消の中の待機児童解消と子ども・子育て会議について、さらに子供の貧困対策、就学援助充実の実態調査、そして胆江河川漁業協同組合について、さらに学童保育所の整備、指導体制の充実、これらについて私のほうからお答えを申し上げ、以外につきましては、教育長のほうから答弁をいたすところでございます。 1つ目のご質問でございます幼稚園のあり方検討会の資料で示していることについてでありますが、4月1日現在で29年度3月末まで見通して、38名が待機児童となると見込んでいるものであります。9月1日現在の待機児童は、ゼロ歳児5人、1歳児3人の8人となっております。8人の現在の状況は、待機児童支援事業補助金を受けている児童が6人、育児休業の延長により自宅保育となっている児童が2人おります。 現在進めている家庭的保育事業が解消された後は、最大5人が入所可能となり、待機児童は3人となる見込みでございますが、今後も保育所利用申し込みがあることが見込まれるため、今年度中に待機解消にはならない見込みであると、こう思っております。今後も町内保育園と解消に向けまして協議をしてまいりたいと考えております。 次に、町子ども・子育て会議では、2020年度末を目標に待機児童を解消とあるが、なぜこんな悠長な計画か、来年4月には解消すべきと考えるがとのご質問でございますが、子ども・子育て会議で協議していただきましたのは、今年度は町子ども・子育て支援事業計画の中間の見直しの年として、教育、保育の確保についてでございます。その計画内容は、教育、保育のニーズ量の見込みを見直すものでございます。 また、さきの幼稚園のあり方検討会の提言書及び待機児童解消のため、施設整備、保育士等の確保、職員の研修、運営の準備や認可までのかかる時間を鑑み、できるだけ早期に待機児童を解消することを盛り込んでいるものでございます。 計画案は、委員から意見をいただき、県のヒアリング等を受けた後、再度子ども・子育て会議で審議を経て正式に確定をする予定でございます。 新聞報道では、平成32年度を目標に待機児童解消とありましたが、それは国の子育て安心プランにおいて、遅くとも平成32年度末までには待機児童を解消するという目標を掲げていることを指すものでございまして、町の目標は、それを前倒しして対応したいと考えております。 次に、子供の貧困対策、就学援助充実についての実態調査についてお答えをいたします。子供の貧困の実態調査についてでございますが、県内では唯一盛岡市で地域子供の未来応援交付金を活用して行っております。貧困率が高いという母子家庭の子供の生活実態や学習環境の調査及び母親の就労状況、生活意識等を岩手県立大学との共同による37項目に及ぶアンケート調査でございます。町では、日常業務における相談対応や児童扶養手当の現況届の際のヒアリング、学校からの情報提供や民生委員との連携により、きめ細かな対応をいたしておるところでございます。 今年8月、児童扶養手当に係る現況届の提出時を利用いたしまして、ひとり親世帯の子供の生活実態に関しての聞き取り調査を行っております。その内容は、ひとり親家庭の生活実態や支援ニーズを把握したいため、家計の経済状況や就労状況、子供とのコミュニケーション、学習環境に関しての悩みや要望等を6項目ほどで聞いているところでございます。これをもとに今後必要とする支援を協議、検討していかなければならないと考えております。町でも、さらに掘り下げた実態調査は必要なものであると捉えておりますが、対象者の選定や家族構成、家計等、デリケートな面がございますので、慎重に対応してまいりたいと考えております。 今後関係課、関係機関と協力、連携して子供の貧困対策への取り組みについては検討してまいります。 次に、町奨学金制度の充実とのご質問に係るふるさと納税の一部を奨学金に活用することについてお答えをいたします。金ケ崎町では、平成20年度に金ケ崎町ふるさと応援寄附条例、同条例施行規則等制定をいたしまして、寄附の受け入れをしてきておるところでございますが、平成29年8月末現在の基金残高は1,418万5,902円となっております。寄附の際は、寄附者より寄附金の使途について指定いただくこととなっておりますが、町では子供たちの教育環境整備に関する事業、福祉及び健康の推進に関する事業、歴史文化の保存に関する事業、その他町長が特に必要と認める事業の4つの事業から指定できると、こういう内容でございます。 議員ご質問の奨学金につきましては、1つ目の子供たちの教育環境整備に関する事業分として、いただいた寄附金を活用することが想定されますが、平成28年度までの同事業分の実績額が318万2,910円で、奨学金の財源としての運用は難しいものと考えております。 単発的に奨学金へ活用することは可能ですが、今議会で条例改正を予定している奨学金の併用を可能にすることで、今後のニーズを確認しながら検討してまいりたいと考えております。 次に、胆江河川漁業協同組合への補助金復活についてお答えをいたします。胆江河川漁業協同組合への補助金につきましては、平成24年度以降、補助金の申請及び付随する事業計画、事業実績が提出されていない状況でした。今年の5月24日に要望があり、平成28年度以前の事業内容について、資料にて説明を受けたところでございます。 初めに、胆江河川漁業協同組合の町内での活動をどのように評価しているかについてお答えをいたします。胆江河川漁業協同組合の活動について、魚の放流事業のうち、アユ、ヤマメ、イワナの放流につきましては、内水面の漁業あるいは遊漁券の販売等を行うため、岩手県内水面漁場管理委員会からの放流の指示により行っているものであり、サケの放流につきましては、岩手県の単独事業で、岩手県から補助を受けた北上川鮭鱒増殖協会が各河川漁業協同組合の育てた稚魚を買い取り、買い取られた稚魚の放流を各河川漁業協同組合が行っているという内容のものでございました。 河川の
清掃、あるいは草刈りに関しては、黒沢川の川岸で川釣りを容易にする目的で行われていると、こういうのであります。 ブラックバスの駆除に関しましては、黒沢川せせらぎ公園の池において以前に行われておりましたが、現在は休止をしており、今後再開する予定とのことでございます。 これらの活動については、金ケ崎地域の内水面漁業、遊漁の保存を目指すための活動として考えております。一方で、子ども会によるサケの放流を行っており、小学生に対し、生き物、自然に接し、学習する機会を提供していることから、地域への貢献を行っていると、こう考えております。 次に、胆江河川漁業協同組合の補助金交付についてお答えをいたします。胆江河川漁業協同組合の補助金交付は、平成23年度までは行っておりましたが、平成24年度から要望いただいていないと、こういうこともありまして、今年度は当初予算においても予算計上していない状況でございます。 このたび胆江河川漁業協同組合から平成29年度の補助金の要望が提出されたことを受けまして、内容を確認いたしましたところ、子ども会によるサケの放流イベントを行い、小学生に対し、生き物、自然に接し学習する機会を提供することで地域貢献を行っていることが認められることから、今回の補正予算案に内水面漁業振興補助金を計上いたしておるところでございます。 次に、学童保育所整備、指導体制の充実についてお答えをいたします。永岡学童保育所の整備についてでございますが、永岡小学校や既存施設を活用する方向で現在協議を続けております。教育委員会と永岡小学校長を交え協議をしておりますが、永岡小学校の多目的教室は頻繁に利用、使用している教室で、学童保育所の専用の部屋とすることに対しては、さまざまな課題が出されているところでございます。今後も引き続き協議を続けてまいりたいと考えております。 また、永岡地区生涯
教育センターの図書室や会議室を学童保育所の専用区画とすることは可能かというご質問でございますが、6月議会でも回答しておりますとおり、町の地区生涯
教育センターの設置使用に関する条例規則等において、町民の福祉の増進や町民相互の交流や連携活動を推進していくなどの設置目的があることから、地区生涯
教育センターの利用については特段問題はないと考えております。 また、現在の永岡地区生涯
教育センターからは、子供たちの活気のある声や姿を見ることができ、いなくなると寂しいと、そういうお言葉もいただいておるところでございます。しかし、議員お話しの図書室の利用から幅を広げ、他の部屋を使用することについては、地域住民の理解を得る必要がございますので、専用区画として使用することについては、直ちに可能ということでもございません。 なお、現在学童保育所の専用区画として図書室を使用しているところでありますが、永岡地区生涯
教育センターのご厚意により、会議室や体育館、さらにはグラウンドが使用できるような状況になっております。現在の施設におきまして、遊びの環境は整っているものと考えておりますので、今後もさまざまな案をもって慎重に検討して、重ねて進めてまいりたいと思います。 また、学童保育所の指導員の処遇改善と指導体制の充実についてでございますが、運営主体である金ケ崎町社会福祉協議会からは、平成30年度から学童保育所指導員を正職員として数人雇用し、状況を見ながら正職員化を拡大していくという回答をいただいているところでございます。 また、処遇改善については、パートタイム職員としての処遇改善については、社会福祉協議会の介護職等と比較をし、低くならないよう配慮しているところでございますが、配偶者控除等の関係上、むしろ扶養の範囲内で働きたいという希望者が多いのも実態でございますと回答をいただいているところでございます。 金ケ崎町といたしましては、放課後児童健全育成事業のさらなる充実を図るため、指導員の正職員化や処遇改善につきましては、引き続き協議をしてまいりたいと考えております。 次に、条例を改正して、全ての学童保育所の運営を指定管理にすべきというご意見でございますが、現在は運営をしている社会福祉協議会が運営に必要な経費から利用者負担額を引いた足りない部分を町へ補助金申請していると、こういう状況でございます。よって、町としては放課後児童健全育成事業に係る補助単価分の予算を用意しており、事業に対して必要な額を補助しているというところでございますので、運営も指定管理した場合は基本3年契約とし、債務負担行為を起こすことから、年々国の補助単価が高くなっている状況を鑑みますと、債務負担行為の範囲という制限から、事業に必要な経費以下になることや、一定額の支払いとなる、こういうことが想定されます。 また、指定管理委託として、期間を定める契約を行うことは、議員がお話しの指導体制の充実の観点から考えますと、指定期間の満了後も継続して指定管理委託を受けられる保証はない以上、指定期間中に正職員を雇用して配置することが困難となることが想定されます。 また、運営については運営主体の金ケ崎町社会福祉協議会が保護者会の要望、意見を吸い上げ、スピーディーに事業運営に反映をさせており、双方の信頼関係は長年の実績によるかたいものとなっているものであります。 よって、指定管理委託することは、保護者会の要望、意見への対応に時間を要することや、先ほども申し上げましたとおり、指定管理者が必ずしも現在の運営主体となるとは限らないと、こういうことでありますので、保護者会と学童保育所の信頼関係の再構築に時間を要することとなります。 このようなことから、金ケ崎町としては運営を含めた指定管理委託は検討しておらないところであります。 また、保育料については、今年度に改正を行い、児童1人当たり200円程度減額を行っております。 なお、議員が例に出しております奥州市でございますが、北上市の状況については運営の主体を各学校区の保護者会が担い、運営委託料を国の補助単価分を支払っておると、こういう状況であります。また、施設管理につきましては、保護者会への施設を無償貸与しており、運営委託料の中で施設維持費を支出しております。保育料は、各学童保育所において運営に支障のない金額を定めており、一律ではございません。 町としては、子育て世帯の負担軽減のため、近隣市町と比較しながら、運営主体である金ケ崎町社会福祉協議会と今後も協議を進めてまいりたいと、こう思っておるところでございます。 以上で私のほうからの答弁は終わります。
○議長(伊藤雅章君) 次に、教育長の答弁を求めます。 〔教育長 千葉祐悦君登壇〕
◎教育長(千葉祐悦君) それでは、7番、阿部隆一議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、幼稚園講師を本採用にし、さらに幼稚園教諭を募集して、担任は全て教諭に担当させるべきと考えるがいかがかとのご質問でございますが、幼稚園職員の配置につきましては、学校教育法第3条の規定に基づく幼稚園設置基準第5条により、「特別の事情があるときは、教諭等は、専任の副園長又は教頭が兼ね、又は当該幼稚園の学級数の3分の1の範囲内で、専任の助教諭若しくは講師をもつて代えることができる」という規定を適用し、職員を配置しているところでございます。 8月に講師の応募が1名あり、永岡幼稚園に配属いたしました。また、六原幼稚園の保育補助員に講師としての勤務について承諾を得たことから、2学期から2園とも異年齢学級が解消されたところです。ご心配とご迷惑をおかけいたしました。 職員採用につきましては、現在幼稚園の今後のあり方を検討、協議している状況から、見通しを立てながら検討することとしております。 次に、来年度から永岡、三ケ尻、六原幼稚園はそれぞれ町立認定こども園にし、南方幼稚園は町立幼稚園として継続すべきと考えるがいかがか、そして(3)の早急に施設を整備し、保育士等を確保し、来年度から少なくとも1園は町立認定こども園にすべきと考えるがいかがかの2つの質問に、あわせてお答えをいたします。 町立幼稚園を定数60人の認定こども園に整備するには、建物の条件にかかわる大きな部分では調理室の整備が必須となります。また、職員配置では少なくとも保育士8人及び保育教諭6人の配置が必要となります。この条件を3園に整備するには、財源の見通しとあわせて人材の確保が可能であるか、慎重に検討することが必要になります。 このような検討課題も含めて、7月18日、金ケ崎町立幼稚園のあり方検討委員会からの提言をいただいた内容を多角的に検討するため、政策、財政、子育て、教育の担当課で組織する金ケ崎町就学前の子供の教育保育施設環境整備推進会議を設置したところです。現在担当者会議を開催し、検討案を協議しているところであり、引き続き早急な環境整備に向けて検討協議を進めてまいります。 次に、子供の貧困対策、就学援助に関するご質問にお答えをいたします。1つ目の新入学用品の補助単価増につきましては、当町においては本年度から国の単価が増額になっていることを踏まえ、第1回目の支給時期である7月に国の単価と同等額に引き上げ支給したところであります。 参考までに、新入学用品の単価は、小学校が2万130円から2万470円増で4万600円、中学校が2万3,550円から2万3,850円増で4万7,400円になっております。対象人数は、小学校で4名、合計16万2,400円、中学校では6名、合計28万4,400円となっております。 2つ目の、3月に支給すべきであるとのご質問につきましては、さきに実施している他市町村の状況を見ますと、3月支給後に転出があった場合の返還方法や事務処理の煩雑化などさまざまな課題があることから、今後も他市町村の動向を踏まえ、慎重に検討したいと考えているところであります。 3つ目の体育用具等の補助対象につきましては、他市町村では支給している箇所もあることは承知しております。町内の学校の体育用具について、児童生徒へ購入が必要なものは、小学校では水着、スケート靴のレンタル料、中学校では柔道着と水着等という状況であります。クラブ活動費についても、クラブにより自己負担となる額が少額から多額にわたる差があることから、慎重な検討が必要と考えております。 学童保育につきましては、6月議会でもお答えいたしましたが、町としましては施設を提供しておりますし、経済的に苦しい家庭には減額になる措置もあることから、現時点で学童保育料につきましては、就学援助の対象外と考えております。この件につきましては、事務的な対応等の見通しも検討する必要があることから、今後も他市町村の動向を踏まえ、慎重に検討したいと考えているところであります。 4つ目、準要保護世帯の所得基準につきましては、現行では世帯の前年度、または当該年度の収入額を生活保護法に規定する需要額を基準として算定した数値が1.0と基準を定めておりますが、失業、離婚、病気等の各家庭の状況の変化があった場合は、それらを考慮した上で再審査して認定するなど、柔軟に対応しているところであり、現時点では早急な改正が必要はないと考えているところでありますが、今後も他市町村の動向を踏まえ、必要に応じて慎重に検討したいと考えているところであります。 次に、町の奨学金制度に関するご質問についてお答えをいたします。1つ目の併用禁止規定の廃止につきましては、教育委員会での内部協議、外部委員との協議を踏まえ、奨学金を利用しやすくするため併用禁止規定を廃止することを決定し、関係条例の一部改正について、本会議に上程しているところであります。 貸与金額の増額につきましては、本町では高校や大学といった学校の種類により、月額1万円から3万円としておりますが、近隣市町村と比較しましても大きな差はなく、妥当な金額であると考えており、現状の額で進めることと考えております。 今後利用者等の声を確認しながら、必要に応じて改正の必要があるかどうかも含め、検討してまいりたいと考えております。 3つ目の返還免除の制度化についてお答えいたします。返還免除制度の実現により、町内で不足している職種の人材が確保できることや、能力がありながらも経済的理由により希望どおりの進路に向かないなどの事情を抱えた生徒にとっては、ありがたい制度であると考えております。 さきの議会でもご提案をいただいたことを受け、本制度に関係する課と協議をいたしました。しかし、現実的に本制度を制定し運用することを考えますと、対象職種、条件、金額、財政見通し、卒業後の職場の保証、居住条件、他の職業との公平性、平等性等、さまざまな課題等が予想されることから、具体的に進めるまでには至っていない状況にあります。よって、引き続き他市町村の状況等を踏まえながら、必要に応じて実現が可能かどうかも含め、関係課と検討を続けてまいります。 4つ目の給付制奨学金の制度化についてお答えいたします。給付制奨学金につきましても、もし実現できましたなら、経済的理由により進学を断念せざるを得ない生徒にとっては朗報であると考えております。しかしながら、県内の状況を見ますと、市町村単独での導入は多くない状況であります。また、給付となりますと、返済免除制度と同様に、相応の条件設定が必要であり、容易に設定できるものではないと捉えております。 次に、河川における捕獲や放流などを小学校に体験させることについてのご質問にお答えをいたします。町内では、学校の授業としてではなく、子ども会育成会の行事の一環として、金ケ崎小学校の児童が参加しているようです。サケを捕獲したり、放流したりする体験自体は、生き物とかかわることや自然について学ぶこと、あるいは地域を知ることなどの観点から、子供たちにとって意義のあることであり、休日等に地域や子ども会育成会の行事等として参加する機会等があれば奨励したいと考えております。ただ、学校で行うとなると、さまざまな事情により時間的にかなり厳しい状況であり、学校として取り組むことは現実的に難しいと考えております。 以上で7番、阿部隆一議員に対する答弁を終わります。
○議長(伊藤雅章君) それでは、これより再質問を許します。 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) 時間が余りありませんので、今回初めて一般質問に対する事前答弁書を先ほどいただきましたので、これを見ながら若干再質問したいと思います。なお、不十分な点は、今後の補正予算の審議や、あるいは昨年度の
決算審査特別委員会の中で少し議論も継続してやっていきたいと思います。 それでは、再質問いたします。 就学援助についてですけれども、先ほどの教育長の答弁では、要保護世帯だけ10名ですか、4名と6名だけ新入学用品費の補助単価をふやしたということですけれども、これは準要保護世帯はどうなるのでしょうか、それについて見解を求めます。私は、準要保護世帯も含めて上げるべきだというふうに質問しているのですけれども。時間がかかるようでしたら、別なほうを進めます。いいですか。
○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 教育次長。
◎教育次長(千田浩身君) 済みません、答弁保留をお願いいたします。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) では、漁業協同組合への点で、補正予算に3万円計上していますけれども、まだ予算審議には入っていないのですけれども、この3万円計上した理由、根拠をお聞きしたいと思います。
○議長(伊藤雅章君) 農林課長。
◎農林課長(髙橋義昭君) お答えいたします。 補助金申請があった後に、どれくらいの補助金の申請をされるのかというので、書類で出してもらいましたが、その額が3万円ということでしたので、記載は間違っておりましたけれども、正しい数字にということで出していただきました数字が3万円という補助金申請の内容でしたので、その趣旨をそのまま捉えまして3万円という計上をさせていただきました。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) そうすると、組合から3万円という要望がされたから3万円計上したということなわけですね。そうすれば、来年度に向けてきちんとした要望が出されれば、それに応じた検討はするということなのでしょうか。
○議長(伊藤雅章君) 農林課長。
◎農林課長(髙橋義昭君) お答えいたします。 たまたまことしは3万円という補助金の申請でありましたので、急遽でございましたが、その3万円という数字は計上させていただきました。 今後の事業、実際に29年度事業計画は立てられているところですが、どういった形で実績を残されるのか、あるいは地域貢献という形でどういったものがなされるのかを見きわめながら、次の29年度のといいますか、来年度の話については、ここではちょっとできませんけれども、ことしの実績等を踏まえて、あとは過去の補助金の交付額を見ながら、検討してはいくものと考えております。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) 関連して、カワシンジュガイの繁殖に寄与するためにヤマメの放流を、それと結合して放流したいと言っているのですけれども、その協力体制は町としてとれるのでしょうか。どう考えるか。
○議長(伊藤雅章君) 農林課長。
◎農林課長(髙橋義昭君) 初めてお聞きした内容でございますので、どれくらい町として、行政として、これは金ケ崎だけの問題ではなく、奥州市にも影響する問題でしょうから、ここでのお話は、ちょっと回答は控えさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) このカワシンジュガイの問題は、町の自然保護として非常に重要視している種目でもありますし、今の答弁はちょっと納得できないのですけれども、今カワシンジュガイをふやすためには、ヤマメがそこに生息している必要があると、ヤマメを通してカワシンジュガイがふえていくという、そういうふうにこの前の研修で聞きましたので、そういうことは当然協力してやっていくべきではないかなと思うのですけれども、検討をしていっていただきたいというふうに思います。 それから、サケの稚魚は、大体16万匹ぐらい養殖しているそうですけれども、これは沿岸漁民のために結果的に多くなっていることになるようです。川に上がってきたサケは、非常に味も落ちておいしくないということで、これは沿岸漁民が沿岸でサケを捕獲するために、それぞれの河川で大量に稚魚を放流している。胆江河川漁業協同組合でも、その一部を担っているということなわけです。その体験を子供たちにも一部させたいということですけれども、先ほどの教育長の話では、学校として協力するのにはさまざまな問題があるようなことを言ったのですけれども、具体的にはどういう問題があるのでしょうか。
○議長(伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(千田浩身君) 7番、阿部隆一議員のご質問にお答えいたします。 率直に申し上げまして、授業時間数の問題というふうに考えております。学習指導要領等で今授業時間、中身が多くなってきているものですから、移動等が伴うような学習、あるいは具体的には総合的な学習ですとか、生活科、あるいは理科等を使うというふうなことが想定されるわけですが、そういったことに対して時間を割くということの難しさがあるというふうなことでございます。 以上でございます。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) 正規の授業日等には困難かもしれませんけれども、夏休みあるいは冬休み、春休み、長期休業中にそういう協力してやるということもあり得るのではないかなと思うのですけれども、その辺のところはどうなのでしょうか。
○議長(伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(千田浩身君) お答えいたします。 今議員おっしゃられたとおり、授業というよりは、長期休業等に子供たちが自主的に参加してということで考えますと、やはり例えば子ども会の活動等、そういったふうな形態で参加するというのが望ましいかというふうに考えております。学校としてとなりますと、やはり授業日というくくりから超える部分がございますので、そういった難しさというのがあるのかなというふうに思われます。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) 胆江河川漁業協同組合も、魚を趣味で釣る方は結構いるようですけれども、この組合に加入してボランティア活動をするいわゆる組合員というのは年々減少してきているということを聞きました。そういう中で、行政がてこ入れして、こういう活動を育てていくという視点が私は必要だと思うのです。行政が積極的に担当者を配置するとか、行政が積極的に今後漁業協同組合の発展のためにかかわっていく、あるいは協力していくという、そういう姿勢は必要だと思うのですけれども、その辺についてどういうふうに考えているでしょうか。
○議長(伊藤雅章君) 町長。
◎町長(髙橋由一君) この件は、私のほうからお答えいたします。 これは、5月に胆江河川漁業協同組合の役員の皆さんと懇談をいたしました。私は非常に熱意があると、こう思っています。しかし、今学校教育との関係、あるいは地域の環境保全の問題、あるいは会員の対応と、いろんな課題がありますので、行政としてどこまでかということについては、いろいろ検討した上での話になると、こう思っております。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) 学童保育所についてですけれども、永岡地区センターを今使っているわけですけれども、この永岡地区センターの使用料金というのは発生しているのでしょうか、学童保育所等が支払ってあそこを借りているのか、その辺をお伺いしたいと思います。
○議長(伊藤雅章君) 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(及川美奈子君) お答えいたします。 地区センターのほうに、使用料というのは払っておりません。申請書のみで使用しております。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) 7番、阿部隆一君。
◆7番(阿部隆一君) そうすると、無料ということなのですけれども、西もそうでしょうか。
○議長(伊藤雅章君) 子育て支援課長。
◎子育て支援課長(及川美奈子君) 西の場合は、社会福祉法人が指定管理して、一括子育て支援センターを運営していただいていますので、施設管理のほうはそうなので、電気料……失礼しました、愛護会のほうが指定管理しておりますので、社会福祉協議会のほうでは、かかる電気料等の実費の部分でお支払いしていることになっております。
◆7番(阿部隆一君) では、残りはこれからの審議で質問します。よろしくお願いします。 以上で終わります。
○議長(伊藤雅章君) 農林課長。
◎農林課長(髙橋義昭君) 大変申しわけございません。 先ほど河川組合からの補助金の請求額についてお聞きされたと思いますが、私の記憶が誤っておりまして、30万円の請求があったということでございます。その30万円につきましては、過去の実績といたしまして、当町では10年ぐらいさかのぼりますが、平成14年からは10万円、16年からは9万5,000円、そして平成20年度からは8万1,000円、平成23年からは4万1,000円というふうに補助金は落ちてきておりまして、まず24年からは請求がなかったということで今まで来ておりまして、今回30万円の請求をいただき、過去の実績等を勘案しまして、今回は緊急に補正予算計上したということもありまして、3万円ということで予算計上させているということでございます。 訂正しておわびいたします。
○議長(伊藤雅章君) 阿部議員に対する一般質問の時間は終わりましたが、答弁保留がありますので、特にこれを許します。 教育次長。
◎教育次長(千田浩身君) 先ほどの新入学用品費の件についてお答えいたします。 先ほどの小学校4名、中学校6名の件でございますが、要保護、準要保護合わせた人数ということでございます。 以上です。
○議長(伊藤雅章君) これで、7番、阿部隆一君の一般質問は終わります。 お諮りいたします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後2時50分まで休憩を宣します。 休憩(午後 2時32分) 再開(午後 2時50分)
○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
○議長(伊藤雅章君) 一般質問を続けます。 8番、及川みどり君。 〔8番 及川みどり君登壇〕
◆8番(及川みどり君) 8番、及川みどりでございます。3点について質問させていただきます。 初めに、町長の町政運営の総括はということで、町長任期最終年も、残すところ半年となりました。髙橋由一町長、3期の町政運営の総括と次期町長選出馬への考えを伺います。 2番目、知的障害者福祉の充実を。知的障害といっても、その症状は多様であり、対応の仕方もさまざまであると思います。特にも、近年発達障害や自閉症などの子供が増加しているように見受けられます。成長とともに症状が改善し、自立して社会生活を送ることができる人もあれば、一生親などが生活の面倒を見なければならない人もあります。保護者が一番心配しているのは、自分が世話をすることができなくなったときのことです。 この件に関しては、平成26年9月定例議会で質問させていただきました。そのときは、保護者が世話をすることができなくなった場合の支援策として、町地域自立支援協議会生活支援部会で、保護者が亡くなった後に障害者が生活に困らないように、生前からさまざまな準備ができる具体的な対応を盛り込んだ冊子の作成に取り組んでいるとのことでした。どのような内容で、保護者の方に活用されているのか伺います。 また、知的障害者が高齢になり、介護施設に入所しなければならなくなった場合の受け入れ先は町内に1カ所、奥州市に4カ所あるので、受け入れは可能であるとの答弁でした。受け入れ先として十分な数であると捉えているのか伺います。 知的障害者の老後の受け入れ施設は、県で設置すべきだと考えます。今保護者の間で県へ要望しようという動きが出てきているようです。町としても、県への働きかけをしていくべきと思いますが、いかがでしょうか。 3番目、新生児聴覚検査の受診促進の取り組みを。新生児聴覚検査は、新生児聴覚スクリーニングとも呼ばれ、新生児の耳がちゃんと聞こえているかどうかを調べるための検査で、分娩した病院で生後3日以内に初回検査を受けることが推奨されております。新生児聴覚検査は、任意検査で、費用が自己負担となることから、受検者は少ないと聞いております。新生児の1,000人に1人から2人の割合で難聴が発生すると言われており、難聴の発見のおくれで言語能力やコミュニケーション能力が正常に発達できなくなると言われます。 厚生労働省では、平成26年度の新生児聴覚検査の実施状況等の調査結果の取りまとめを行っておりますが、本町では当検査の受診結果を把握しておりますか。また、平成19年通知の改正において、市区町村は新生児訪問指導等の際に母子健康手帳を活用し、新生児聴覚検査の受診状況、受診結果を確認し、検査の受診勧奨、適切な指導援助を行うこと、新生児聴覚検査にかかる費用についての公費負担を行うこと、このことに努めるよう依頼したとしております。本町の取り組みについて伺います。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 〔町長 髙橋由一君登壇〕
◎町長(髙橋由一君) 8番、及川議員のご質問にお答え申し上げます。 私は、3期12年、町民の方々、議会関係者、多くの皆様方からご支援とご指導を賜りながら、今日まで町政を運営させていただきましたこと、心から深く感謝と御礼を申し上げるところであります。 私は、就任以来、終始一貫して町民主役の町、自立の町としての体裁と中身の充実に努め、希望と誇りの持てる魅力のあるまちづくりを進めてまいりました。そして、町民目線による町政運営を目指したところでございます。 私の1期目のスタートは、まず自立を選択した町として、自立の町にふさわしい基盤づくりから始めました。町民主役のまちづくりとして、岩手地域づくり大学・かねがさき校の開設、さらには住民対話の促進を目指した町民懇談会の開催、ふれあい町長室の開設等、対話行政を推進いたしたところであります。住民ニーズへの対応、地域の課題解決を含め、今日的課題の人口減少と、高齢化に対応すべく6生活圏ごとの地域づくりの検討をスタートさせているところでもございます。実際の地域活動においては、町内から5つの団体が県の元気なコミュニティ100選に選ばれ、知事から表彰をされているところでもございます。 自立にふさわしい産業振興としては、農業の所得向上を目指したアスパラ振興や肉用牛生産振興施策、生産法人の設立育成と農地集積促進等への取り組みを実施し、六原地区の農地基盤整備促進や永沢土地改良区内での基盤整備の準備も進めておるところでございます。 産業振興と渋滞解消につながる道路改良につきましては、荒巻・東町線の拡幅工事の完工、さらには悲願であった国道4号4車線拡幅の事業の決定、三ケ尻交差点の改良工事の完工は物流拠点の振興を促し、既存の物流会社の規模拡大を生むとともに、新規に輸送トラックの会社2社が立地をいたしておるところでもございます。 企業誘致におきましても、自動車関連4社を初め、食品加工1社等が立地をし、町が抱える工業団地である北部地区流通業務団地は完売いたしたところでございます。 商業振興につきましては、空き店舗活用による商店の活性化と、起業塾の開催等を入れまして、新たな展開が始まっております。 自立の町にふさわしい安心安全なまちづくりにつきましては、安定した医師確保による医療提供と診療所の建てかえ、健診、食育、体力増進の三位一体活動による元気100歳プロジェクトの展開で、住民の健康意識の高揚、健幸ポイントの実施、ケンコウのコウは「幸」であります。この健幸ポイントの実施、医療費助成制度を18歳まで枠を拡大するなど実施をいたしたところであります。このことにより医療費が低下したことから、国保税を1世帯当たり1万円引き下げ、介護は県下で一番低い認定率となり、がんの検診率では県下トップレベルとなっているところでございます。 災害対応としましては、災害支援物質、災害支援協力協定等、各種災害協定の締結や消防ポンプ車の導入、あるいは消防屯所の改築、防災無線の整備促進等、消防力、防災力の強化に努めてまいりました。 また、自主防災組織の設置や避難所開設、土砂災害等の防災マップの作成等、安心安全な生活確保のための政策の実施に努めてまいったところであります。 自立の町にふさわしい教育、文化の振興につきましては、厳しい財政事情の中でありましたが、皆様のご理解をいただき、最優先課題として小学校2校と中学校の耐震化としての新築や改修に取り組み、東日本大震災の影響を受けずに済みました。 鳥海柵の国指定や、旧陸軍省軍馬補充部官舎の1棟復元及び3棟の国有形文化財指定登録、金ケ崎町要害歴史館の開設、千田正記念館の改修、学童保育所の充実強化につきましては、三ケ尻学童保育所及び金ケ崎学童保育所の新築、北部学童保育所の増築に取り組んでまいりました。 また、待機児童ゼロを目指した対応といたしましては、関係者のご協力をいただきながら、子育て支援センターの開設や保育施設の確保、さらに企業主導型保育所の開設、ファミリーサポートセンターの開所等を推進してまいりました。 さらに、当時は国の三位一体改革の真っただ中でございまして、これに即した待ったなしの本町の行財政改革を町民の皆様と議会、そして職員等、関係者の協力のもとで身を切る厳しい改革を実行いたしました。その結果、今日借金の残高は大きく減少し、最適な収支計画を目指す中で、貯金に当たる
財政調整基金等の基金積み立てができ、財政健全化指数の改善も進みました。 平成19年度決算での将来負担比率は、315.8%でありました。平成28年度決算では30.9%、実質公債費比率は20%から16%、自立の町としての安定化に必要な経営基盤となります財政の健全化が進んだところでございます。 さらに、医師不足と経営悪化の問題を抱えておりました病院から診療所への切りかえ、積年の課題であった土地開発公社の清算、第三セクターの経営改善等を実施いたしてまいりました。 町民の皆様と議会関係者、そして多くの方々のお力をいただきまして、このような諸課題を解決しながら、自立の町の体裁と自立の町にふさわしい安心して暮らせるまちづくりを推進してまいりましたが、住民ニーズの多様化、あるいは個別化、さらには少子高齢化、人口減少、地域社会や自治体を取り巻く環境の大きな変化に対して、十分期待に応え切れていないものもあると、こう思っております。特にも、第十次総合発展計画につきましては今年が2年度目であり、これからというのも多々あるところであります。 次に、次期町長選出馬への考えについてお答えをいたします。1つは、金ケ崎町を取り巻く環境は、今まで以上に大きく変化をしてきていると。その対応いかんが今後の金ケ崎の将来を左右する事態に直面していると考えております。このことから、金ケ崎町が持っているアイデンティティーをどう生かすか、金ケ崎町を持続的に発展させるにはどうすべきか、今までとは違った視点で自立の町として金ケ崎の将来に希望と活力のあるまちにするためには何をどうすべきか、かかる事態に対して、私は町民と一体となりまして、適切な政策の実行と挑戦をしてまいりたいと考えております。 世界の動向として、TPPの動向やEUとのEPA大枠合意により、今後本町の農業は大きな影響を受けることになります。また、国による生産調整がなくなり、農業者戸別所得補償制度の不透明感や農業収入保険制度が始まる大きな農政の転換の時期を迎える中で、農業競争強化プログラムの持つ持続的な農業生産と農家所得向上につながる方策が求められており、特にも農地集積と収益の上がる営農体系の構築が一段と求められております。 町内に立地する企業は、世界経済や為替変動の影響等をまともに受けやすい状況下にあることや、国内経済の低成長の長期化による企業税収の低迷や伸び悩みが懸念される状況でもございます。本町は、県内他市町村から見て、特に企業の業績に左右される税収構造となっており、今まで以上に税収の動向に対する機敏な対応と適切な予算管理が求められておるところであります。 本町は、これまで人口の余り減らない町として、県内で唯一男性が多い町、そして高齢化が余り高くない町、産業力のある町、そしてインフラが進んでいる町として発展してまいりました。しかし、現在は大きな変化が始まっておると。町の人口は、人口減少と高齢化の加速化が進んでおりますし、高齢化率は町内47行政区を見ますと、10%未満のところもあれば50%を超すところもある。格差の拡大が始まっております。若い女性が少ない、結婚の数も減少している状況下にあり、さらに小学校へ入学する児童が一人もいない状況が続いている地域があったり、高齢者のみの世帯、あるいはひとり暮らし高齢者の世帯の増加に加えまして、老老介護が増加しているなど、安心のある暮らしができる、そういう対応を早急にしなければならない、こういう状況でもあります。 地域の担い手がいない、自治会運営や老人クラブ運営、さらには町行政と深くかかわってきた諸団体の運営も難しくなってきたことなどから、今まで余り表に出てこなかった多くの現象が短期間のうちに顕在化し、現状の維持さえも大変な状況下にあり、地域の活力低下とあわせ、これからのことが町政運営や地域社会に大きな変化を起こしており、その対応が早急に求められております。 かかる状況認識と今後の政策、どんな手を打つか、これが本町の今リーダーに求められているものであります。時間の猶予はありません。町政課題の解決のために、新しい視点で新しい金ケ崎をつくらなければ、持続可能な明るく未来のある金ケ崎ができないという信念のもと、その基盤をつくるために4選出馬を決意をいたすところであります。 先ほど申し上げました本町の具体的な課題に対しまして、具体的な政策を掲げて取り組んでまいりたいと、こう考えております。 2つ目は、「ローマは一日にしてならず」という言葉があります。まちづくりは常に展望を持った政策の積み重ねであり、紆余曲折は町政を停滞させてしまいます。目下進めている第十次総合発展計画を着実に実行することが大切であります。このことから、本町の成長発展のためには、これまで貴重な財源を投入して推進してきた政策を中途半端に終わらせることなく、着実に実行されなければなりませんと考えております。 また、地方都市として恵まれた経済環境にある本町は、農業、工業、商業等のバランスのある発展を目指した諸政策を展開してまいりましたが、今後はより厚みを加えた新産業政策を打ち出しながら、東北有数の産業力のある金ケ崎町を目指してまいりたいと考えております。 人口減少の抑制の一環として取り組んでいる移住定住政策の強化推進を初め、「若者が暮らしたいまち」、「女性にとって魅力的な地域を創る」、「活力と特色のある地域を創る」、そして子育てしやすいまちづくりにつきましては、継続して強化をして取り組まなければならないと考えております。 また、国が本腰を入れている保健、福祉、医療、介護政策の一貫した事業である地域包括ケア事業につきましては、本町は県下の先進事例として評価をされているところではございますけれども、今まで以上に高齢者が地域の中で健康で安心して暮らせる地域福祉の継続充実が一層求められているところでありますので、これまでの政策に、さらに状況変化に対応した政策の実行を行ってまいりたいと考えているところでございます。 まだまだ多くのことはございますけれども、この範囲にとどめさせていただきます。 事業の継続性は、確実に成果を生みます。「継続は力なり」であります。中途半端は許されません。政策の確実な実行こそが本町の発展そのものであると、こう考えております。 また、私は常に改革と挑戦を心がけてまいりました。小泉内閣以来、市町村の自己決定、自己責任が問われ、市町村間競争が激化する中で、より一層市町村の主体性と特色のあるまちづくりが求められ、地方創生総合戦略のさらなる推進に取り組まなければならないと考えております。 このことから私は、停滞は後退であるという考えのもと、プラン・ドゥー・チェック・アクションのマネジメントサイクルで事業運営に取り組んでまいりました。この継続こそが持続可能な本町の発展につながるものと確信をいたしておるところであります。 多くの町民から、現政策の実行と将来を展望した新たな政策の実現のために、4選出馬への声が多くあったところでもございます。今までも実践的に取り組んできた私の基本姿勢である時代の潮流を見きわめ、社会、経済の変化と町民のニーズ、地域ニーズの変化に対応する改革と挑戦をもとに新たな政策に取り組み、金ケ崎のアイデンティティーを生かした特徴ある金ケ崎の発展に必要な最善の政策を実行するため出馬をいたしたものでございます。 私の基本姿勢であります「一人の百歩より百人の一歩」を大事にしながら、そして町民主役のまちづくりと町民目線を基本に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 次に、保護者が亡くなった後に困らないよう作成した冊子の内容と、保護者の方に活用されているかとのご質問についてお答えをいたします。平成27年度に地域自立支援協議会地域生活支援部会におきまして、親亡き後の生活に関する意向や実情等を把握するため、町内障害福祉サービス事業所の利用者の保護者を対象に、安心して暮らせることについて考えるアンケート調査を行いました。その結果、保護者の方から、本人が将来的な金銭管理、住む場所等に不安があることがわかりました。このことを受け、平成28年度に、「障がいをもつわが子のため~親亡きあとの生活について~」と、こういう題でA4判4ページのパンフレットを130部作成いたしました。内容は、施設入所やグループホーム利用時の生活費用の具体例や、障害者が利用できる各種制度、サービス内容などについて記載したものとなっております。作成したパンフレットは、町内障害福祉サービス事業所へ各10部、金ケ崎町民生委員・児童委員協議会へ40部、金ケ崎町地域自立支援協議会へ10部、そして奥州市精神障害者家族会連合会10部の合計100部を配布をいたし、活用していただいております。保健福祉センターには30部を備えつけ、相談に来られた方々に対しまして、随時説明をしておるところでございます。そして、配布もいたしております。 次に、知的障害者が高齢になった場合の入所施設についてお答えをいたします。現在胆江地区内にある知的障害者の入所施設は、平成26年9月に答弁したときと同じく、町内に1カ所、奥州市に4カ所あり、これが十分な数であると捉えているかとのご質問でございますが、今年8月末現在の各施設の入所状況は、町内及び奥州市3施設は満員、あるいはほぼ満員の状況にあり、必要なときにすぐ入所できる状況にはなっておりません。 町では、現在金ケ崎町障害福祉計画第5期の策定を進めているところでありますが、国では策定の基本指針の一つとして、福祉施設入所者の地域生活への移行を掲げており、具体的には、1つは平成28年度末時点における施設入所者の9%以上は平成32年度までに地域生活へ移行、2つ目は、平成32年度末時点における福祉施設入所者を平成28年度末時点から2%以上削減と示しており、施設から地域生活への移行という流れにございます。 また、知的障害者の施設入所については、障害者支援施設以外でも個々の状態に応じ介護保険法に基づいた施設への入所も可能となっておりますし、環境、経済上の理由から居宅での生活が困難な方については、行政において措置する養護老人ホームへの入所が可能となっているところでもございますので、これらの活用と、こうなると思います。 現在障害福祉計画策定のために、今後の町内における障害福祉サービスの利用計画数を算出することを目的といたしまして、障害者等を対象にサービス利用等の意向を含めたアンケートを実施しているところであり、施設入所利用の意向についても調査をいたしますので、この結果を踏まえながら、国の動向や介護施設、養護老人ホームの状況を勘案して、状況に応じて県への要望についても検討してまいりたいと考えております。 次に、新生児聴覚検査の受診促進についてのご質問にお答えをいたします。町は、検査結果を把握しているか、また母子健康手帳を活用し、受診状況及び受診結果を確認して適切な指導援助を行っているかとのご質問でございますが、平成28年度の検査結果につきましては、当町に出生届を提出した乳児128人中115人が聴覚検査を実施いたしております。うち113人が異常なし、1人が精密検査を受けて経過観察となっております。なお、残りの1人については結果を確認できないと、こういう状況でございます。 適切な指導援助を行っているかにつきましては、当町では国の数値に基づきまして、主に新生児訪問の際に、助産師及び保健指導員が母子手帳から結果を確認し、指導援助を行っておるところでございます。里帰り等の理由で新生児訪問ができない場合は、保健センターで実施する乳児健診で結果を確認いたしております。 次に、新生児聴覚検査に係る費用の公費負担についてのご質問でございますが、現在当町では公費負担は行っておりません。昨年度岩手県が実施した調査によりますと、胆江地区及び岩手中部地区の医療機関の初回検査費用を見ますと、無料としている医療機関もありますが、おおむね3,000円から5,000円という調査結果でございます。受診者の経済的負担の軽減を図るという観点から、検査費用の公費負担のあり方については、今後前向きに検討してまいりたいと考えております。 また、聴覚障害の早期発見、早期療育を図るために、母子健康手帳の交付時及びパパママセミナー等の機会を活用して、新生児聴覚検査について引き続き普及啓発を図ってまいりたいと考えておるところでございます。 以上で答弁を終わらせていただきます。
○議長(伊藤雅章君) これより再質問を許します。 8番、及川みどり君。
◆8番(及川みどり君) 町長、3期、今まで11年半、いろいろな政策を行ってきたと伺いました。これまで、最初1期目、2期目は、どうしても財政のほうを建て直しということで頑張ってきたなと思っております。これから、今期はもう半年しかありませんけれども、次も町長選に挑戦するということで、私のほうからも希望を述べたいと思います。 まず、いろいろな施策をやる場合に、町長一人ではもちろんできない、町職員の協力というのが大変大切だと思います。町長がやりたいことに対して職員が意欲を持って取り組んできたのであろうかなということ、私らは中のことはわからないですけれども、そういう点を町長はどのように自分として捉えておるか、伺いたいと思います。
○議長(伊藤雅章君) 町長。
◎町長(髙橋由一君) 議員お話しのとおり、私は執行者、町長としての責任として取り組まなければならない政策、その政策は町長一人でやれるものではございませんので、そこにはやっぱり役場職員の総力というものが必要だと、こう思っています。 今まで私は第七次総合発展計画、そして八次、九次、十次と、こういう流れの中で大きな力を職員からいただいております。今大きな課題の一つは、職員がそれに取り組むに当たってのその体制の部分で、もう少し人的な対応、マンパワーの部分、さらには仕事がお互い各課にまたがると、こういう部分が多くなりました。こういう点についての共管事務に係る対応と、こういう部分は今後改善もしなければならないと、こう思っております。 それ以上に、今私が申し上げましたように、新しい金ケ崎をつくる、あるいは将来に向けて、その基盤をつくるという点から見れば、事務的な役場の仕事と同時に、自治体としての責任のある次の世代に向けた対応というものは必要だと、こう思っています。職員は、年齢的にも随分若返り、あるいはそういう人たちが中心になってきておると、こういう点もございます。そういう意味では、先輩の職員からの指導と、若い人たちが新しい感覚で新しい自治体のあり方に対する取り組みと、こういう点については非常に意欲的に取り組んできておると、こう思っておりますので、私は職員を信じ、職員の能力を私の政策の中で反映してまいりたいと。現実に今それぞれの農林、福祉、あるいは税務、あるいは中央生涯
教育センターを含めました地域づくり等含めて、それぞれの分野で職員が自分たちの考えを出しながら、あるいはいろんな人たちの支援協力、アドバイスをいただきながら取り組んでいるといういい形に私は流れが出てきたと、こう思っております。
○議長(伊藤雅章君) 8番、及川みどり君。
◆8番(及川みどり君) 確かに今若い職員が、ここ何年かふえてきております。本当にこの職員の力を余すところなく発揮していただけるような、そういう政策というか、推進をしていただきたいなと、そのように思います。 金ケ崎は、農業、工業、商業の力、いろいろありますけれども、やはり今一番問題になってくるのは、先ほども話の中でありましたけれども、農業の関係ではないかなと、そのように思います。やっぱり農業の政策でも、もっと町の力を発揮していただけるといいのではないかなと、そのように思います。特にも米のほうは、大体今大きく進めておりますけれども、畜産関係はどうしても個人でできる分というのは限られておりますので、その畜産関係をもっと団体、組合まではいかないですけれども、企業的な感じで町、またJA、農協さんが先頭に立って進めていかなければ、これからの畜産は成り立たないのではないかなと、そのように思います。本当に、若い人たちが入ってくる環境をつくってやるということが大切ではないかなと思いますので、そういう点に対してどのような考えを持っておりますか。前にもお伺いしたような気がしますけれども、改めてお伺いしたいと思います。
○議長(伊藤雅章君) 町長。
◎町長(髙橋由一君) これから新しい流れをつくると、そういう中で今議員がご質問されました農業問題は、私は非常に大きい問題だと、こう思っています。と申しますのは、米を中心としながらも、農家所得向上のためには、いろんな作目あるいは営農類型としてやっていかなければならないものがあると。その中の一つが私は畜産だと、こう思っています。 ただ、畜産の今の状況を見ますと、和牛に関しては子牛の値段が非常に高い時期が続きました。これからは、いわゆる成牛にして売ると、こういう段階では市場の値崩れを起こしている状況に今後進むのだと。新聞報道等もございますが、いわゆるマルキンの発動がいよいよ出てくると、こういう時期になると思います。そのときに、本当に農林行政として畜産振興のためにどう取り組むかというのは、まだこれだという決め手はございませんけれども、お話しのように、JAと一緒になってというのは、これは基本形であります。 それから、安い和牛に関しては、子牛の生産ができる体制と、これは私は畜産団地以外にないということで、農協等の力をいただきながら、繁殖センターの開設と肥育センターの今後の対応ということで、畜産団地構想については、今その構想を進めておると。いわゆる畜産のクラスター事業の導入をしながら、これはやっていくと、こういうことが大事だと思っていました。そういうことによって農家の、特にも畜産事業が安定化をすることを考えなければならないと。これは、先ほど私触れましたTPP、あるいはEPAの関係を含めまして、大きな畜産への影響はあると、こう思っていますので、議員お話しのようなことについては、これから具体的な施策をJAと、あるいはオール岩手農業の体制としてやっていかなければならないと。これは、県の農林水産部長にも、そのことは話をしております。 そういう意味で、金ケ崎の畜産の新たなる取り組みという視点で和牛の繁殖部会、肥育部会、あるいは改良部会の方々との連携がなければ、これはできないと、こう思っていますし、特にも先般行われました宮城での和牛のいわゆる全共であります、能力の関係の全共の対応から見ますと、やはり金ケ崎から1頭出ました、20年ぶりに。そういう力のある金ケ崎の畜産でありますから、私はそういう点を最大限今後対応できるようにしなければならないと、こう思いますし、金ケ崎は酪農地帯でもあります。特にも乳製品を含めまして大きな影響を受けるということで、酪農が一番心配だと、こういう声もございます。 そういう点で、和光地区は農業公園として、生産と生活の場としてモデル的な農村になれるような仕組みと、その体制が今検討中でありますから、5年計画の中のもう2年と、こうなりましたので、あと3年、4年と、これを継続することによって、岩手県を代表する和光の酪農地帯になると、こういうふうに思っております。 そういう点で、大きな課題に対して具体的な政策を持って取り組まなければ、私は金ケ崎の農業は発展ではなくて衰退すると。そういう中で、お話のありました若い人の新規就農、あるいは若い人たちが農業をやれるような体制、非常にこれは時間と金がかかると思いますけれども、その対応は私は必要だと、こう思っていました。 あわせまして、岩手県立の農業大学校、これはほかの議員からもご質問、お話もいただいておりますが、やっぱり専門性の高い専修学校の要素を入れた、いわゆる文科省と農水省が共管をする学校、こういう施設ということについて、県要望もいたしておりますし、具体的に担当の農林水産部長にもその件は話をしていました。これらをやっぱり具現化するということで、金ケ崎の新しい人の流れと農業に対する構築が進むと、こう思っておりますので、これらに対する対応はこれから必要だと、こういうふうに思っています。
○議長(伊藤雅章君) 8番、及川みどり君。
◆8番(及川みどり君) 今和光の農村公園構想の話が出ましたけれども、やはり若い職員の新しい感覚も取り入れて、どこにでもありふれた光景の農村ではなくて、誰もがちょっと行ってみたいなと、そこにちょっと足を運んでみたいなと思うような、そういう場所をつくっていただきたいなと、そのように思っております。 また、あと鳥海柵もあれだけの広い土地、まだ国のほうのいろいろ調べはあると思いますけれども、あの土地も、ただ単にこういうものだというだけではなくて、やっぱりそこの場所に人が集わなければ、安倍宗任の関係の歴史のあるところだということがわからないと思うのです。やっぱりそういうところにも人の足を運べるような、そういう場所にやっていかなければ、金ケ崎というのは、何かあるようなないような感じで終わってしまうのではないかなというふうに思います。そういう点に対しても、やはり新しい考え、また昔から住んでいる人の考えもあるでしょうけれども、新しい考えをもっと取り入れるような、そういう町政にしていっていただきたいなと、そのように思います。 次期は、誰も必ず町長になれるという保証はありませんけれども、もし当選した暁には、いろんなこのような要望も聞いていただいて頑張っていただければと思います。 あとは、町民の皆さんがいろいろ期待していることがたくさんあると思いますので、よく声を聞いていただいて、この金ケ崎のまちづくりに取り組んでいただきたいなというふうに思います。 続いて、知的障害者福祉の充実ということで、知的障害の方が年をとられてから入る施設が、今話を聞いても本当に少ないということです。少ないというより、今の状態では満杯だということですので、こういう施設を町独自でつくるということは厳しいと思います。私は、県のほうでやっぱりつくっていただかなければいけないのではないかなというふうに思っております。 それで、この間、そういうお子さん、自閉症のちょっと強いお子さんを抱えている方から相談があって、お話しに来たのですけれども、自分がそういう子供を抱えていないと、全然そのことに対しての関心が実際ありませんでした。その方のお話をいろいろと聞いてみると、子供というので、私たちからする子供というと、まだ小学校、中学校という感覚で捉えるのですけれども、私と同じ年代の親の子供となると、もう三十五、六、40代なのですよね。その人たちが、今までは施設で預かってもらって、通所で心配なく過ごしてきた。ただ、自分が体が弱くなってくると、その後どうなるのだろうと、絶対一人では生活していけない状態だと。そういう人たちが結構今は多いというのです。子供が30代、40代の方々がいっぱいいて、そういう親たちが、ではどうしたらいいかということで、もう自分が動けなくなってからではどうしようもないので、今のうちに働きかけをしようということで、県のほうにそういう要望を出したいという話を伺ったのですけれども、本当に考えてみると、普通の養護老人ホームに入れるからと入れても、その方を世話するほうが大変ではないかなと思うのです。はやい話というか、お年寄りの方は、年とると頑固になって、それだけでも手をこまねいているような方もたくさんあります。ましてや障害があるとなると、そのほかにやっぱり接し方がまた違ってくると思うのです。ですから、普通の介護職員では対応できない部分というのがたくさんあるのではないかと、そういうふうに思います。その点について、町のほうとしても、本当に真剣に考えていただかなければならない時期に来ているのではないかなと、そのように思います。 冊子があって、それ読んで、それだけで対応できる程度の障害の方だったら問題ないですけれども、やはりその後のことも考えていかなければならないのではないかなと思いますが、そういう施設充実のためにどのようにお考えなのか、もう一度お話をお伺いしたいと思います。
○議長(伊藤雅章君) 町長。